オンライン英会話診断をやってみる>>

無痛分娩は痛かった?大阪にて出産しました!費用も公開【出産レポ】

当ページのリンクには広告が含まれています。
  • URLをコピーしました!

2018年11月13日に第一子を出産しました。
出産といえば「痛い」というイメージが強く、子供ができる喜びと共に、怖いと思う方も多いと思います。
私もその一人で、自分が出産の痛みに我慢できるのか不安でした。
そのため、産院選びから無痛分娩を行える所にしよう!と決めていました。

ただ、無痛分娩について調べると、事故や両親に反対をされた、という意見が多数。
麻酔が効かなくて痛かった、なんていうこともあるみたいです。
私が無痛分娩について調べたこと、実際に無痛分娩を経験して思ったことを、出産レポと一緒にまとめてみました!
実際の感想だけ知りたい!というかたは、目次より出産レポまで飛んでくださいね。

目次

そもそも無痛分娩ってなに?

最近では、多く聞かれる「無痛分娩」ですが、そもそも無痛分娩ってどういう行為なのでしょうか。

無痛分娩とは、麻酔を用いて痛みを緩和しながら分娩(経膣分娩)を行うことであり、麻酔は一般的に硬膜外麻酔が行われる。

ということのようです。
妊娠高血圧症候群である場合、分娩の痛みにより血圧が過度に上昇する恐れがあり、先生から無痛分娩での出産を進められることもあるようです。
コウノドリの第3話では、心疾患のある妊婦さんが、心臓への負担が少ない無痛分娩を勧められるシーンなどもありました。
このように、医者から勧められない限り、無痛分娩を選ぶかどうかは本人に任せられています。

歯の治療ですら麻酔を使うのに、それ以上に痛いと言われている出産に麻酔を使わないなんて変な話ですよね。
私の病院では、赤ちゃんが出てきたことで「やっと終わった」という感想ではなく、「生まれてきてくれてありがとう」という感動を味わえるのが無痛分娩だと先生がおっしゃっていました。
しかし、まだ無痛分娩を行える病院は少ないように思います。

無痛分娩の費用は?

無痛分娩は入院する病院によって費用が大きく異なると思います。
個人病院では、自然分娩費用+10万円程度が一般的のようですね。
私の産んだ病院は、巷では高いと噂の病院でしたが、無痛分娩はプラス13万円でした。
実は私が通い始めた頃は、プラス9万円だったのですが、出産直前になって値上がりしたんですよね。
4万円プラスになったので、これは痛い出費でした・・・
正直値段が上がったことで、出産が進むまでは無痛分娩は断念していました。

無痛分娩は反対されなかった?

「無痛分娩」で検索すると、よく出てくるのが

  • 旦那や義両親に反対された
  • 両親に事故を心配された
  • 痛みを感じて産むからこそ赤ちゃんは可愛い
  • 母親としての自覚が生まれない

なんてことが出てくるんです。
日本の母親は菩薩でなければいけないかのような考えが、新米ママを苦しめているような気がします。

厚生労働省の発表によると、日本の無痛分娩実施率は全体のおよそ5%程度
アメリカは40%、フランスは60%と、他の国に比べると圧倒的に少ないんですよね。
(アメリカでは全分娩の60%(2008年)、フランスでは80%(2010年)、イギリスは23%(2006年)、ノルウェーは26%(2006年)といったデータもあります。)
フランスでは無痛分娩は無料で行うことができるようで、選ぶ方が多いようです。
日本人は保守的なので、無痛分娩を選ぶ人が増えてくると、「みんなやってるし」という意見で無痛分娩を選ぶ人も増えるかもしれませんね。

私は旦那さんに相談したところ全く反対されませんでした。
我が家の旦那さんは、新しいことや変わったことが大好きな人なので、他とは少し違うかもしれませんが・・・(笑)
それでも、旦那さんは出産を変わることはできません。
痛みを変わってもらうこともできないです。
もちろん費用面は相談すべきことですが、「痛みがあるから可愛いんだ!」みたいな精神論を語る人のことは無視していいように思いますね。
痛みがなくても、赤ちゃんは可愛いですよ。

無痛分娩で事故は大丈夫なの?

無痛分娩を調べると、事故になったニュースが必ず出てきて、不安を煽られますよね。
無痛分娩の重大な事例は少なくとも5件起きていることが、報告されています。
私も無痛分娩の説明を受ける際に、この事例を医師より説明されました。

関西で無痛分娩で事故が相次いだことで、日本産婦人科医会は
「無痛分娩と無痛ではない分娩の死亡率に明らかな差はない」
とする調査結果をまとめたようです。
2010年からの6年間で、妊婦の死亡例は277件。
そのうち14件が無痛分娩だったようです。
これをもとに推計すると、無痛分娩で死亡する妊婦は、10万人あたり4.9人。
妊婦全体だと3.9人となります。
そのため、「無痛分娩とそうではない分娩での死亡率に明らかな差は認められない」と報告しました。

私も、無痛分娩を選ぶ際、実際に事故については怖かったですが、私が選んだ産院では何年も実績のある病院ですが、今までに事故はありません。
また、2017年では自然分娩より無痛分娩を選ぶ人が多いような病院でした。
無痛分娩を選ぶかたは、病院選びから慎重に行うことが大事だと思います。

実母にも一応、無痛分娩を迷っていると相談した際、事故についてを心配されました。
ニュースでも大々的に取り上げられたので、イメージがついてしまっているようです。
病院でいただいた資料や、聞いた話を説明し、安心させてあげることで、この反対はすぐになくなりました。

出産レポ:無痛分娩は痛かったのか?

妊娠高血圧症候群で入院

実は私、37週に入った時に、妊娠高血圧症候群で入院となってしまいました。
妊娠高血圧症候群は、出産をする以外に治す方法がなく、入院したら誘発分娩で出産へ進む方が多いようですが、
私の場合、貧血が酷く出産時に出血した場合、輸血する必要が出てくる可能性があるとのことで、数日鉄剤を点滴していただき様子を見ていました。
この時点では、無痛分娩で産む気はまだありませんでした。

出産2日前:バルーン処置

貧血の値が少し戻ったところで、血圧がもたなくなってきたため出産しましょう!ということになりました。
この時、子宮口はまだ開いておらず、バルーン処置を受けることに。
バルーンは誘発分娩に使用される、子宮口を開かせるための医療器具です。
しぼんだ状態でバルーンを子宮口にセットし、中に水を入れて徐々に膨らませていきます。
風船が膨らむことでだんだんと子宮口を広げるというものですね。

これがピンク色の見た目の可愛らしさとは真逆で激痛。
私の姉は、「この世の終わりだ」といっていました(笑)
22時にバルーンを入れ、その日は就寝だったのですが、2時半頃まで激痛で眠ることができませんでした。
眠ることができても、痛みと興奮していることもあり1時間ごとに起床してしまいます。

出産前日:陣痛促進の飲み薬

バルーンは子宮口が広がると、自然と外れますが、私はまだ外れていませんでした。
この日は、まず陣痛を促進させる飲み薬を飲みます。
1時間半から2時間ごとぐらいに、6回飲みました。
子宮口は6回飲んだ時点で5センチ。
21時の時点でバルーンが抜けましたが、痛みは全くなく陣痛に繋がりはしませんでした。
この日は少しおしるしがある程度で、終了。
明日頑張りましょう、という助産師さんの言葉にがっかりしたのを覚えています。

出産当日:陣痛促進の点滴、人口破水

飲み薬では陣痛が起こらなかったこともあり、点滴へと変更になりました。
弱い点滴から始めて、どんどんと強くしていくようです。
朝の5時半から始まり、7時半の時点では少しずつ痛くなってきました。
9時半に子宮口を確認していただいた時には、3.5センチと言われました。

え???昨日5センチって言われたのに??

疑問に思いながら、あまりに陣痛が進まないので人口破水。
私はここから一気にお産が進みました。
どんどんと痛みが強くなってきて、助産師さんが腰をさすってくれても全く効かない。

私がいた陣痛室は2人部屋で、隣の人も同じぐらいの進みのはずなのに、無痛分娩だからかお喋りしている声が聞こえてきて、
無痛分娩はあんなに素晴らしいものなんだ!と感じると、痛みに耐えるのが限界に(笑)

あまりの痛みに無痛分娩へと変更

あまりに痛みが我慢できず、無痛分娩へと変更していただきました。
助産師さんには、お産がかなり進んでいるから今から変更するのは、もったいないよ?と言われましたが、
この痛みから解放されたくてお願いしました。
結局、麻酔を入れていただいたが12時過ぎ。
出産は19時過ぎだったので、入れていただいて私はよかったと思いました。
たまにお産の進みが早すぎると、麻酔が効くまでに生まれてしまようです。

無痛分娩は全く痛みが取れるわけではなかった

私は無痛分娩に途中で変更したからか、痛みが完全に取れるわけではありませんでした。
麻酔の効きにも個人差があるようですね。
最後のいきむ瞬間は、痛みはあるのにいきみ方がわからず苦労しました。
それでも、陣痛を耐えていたあの瞬間がまだ出産の途中なのだとしたら、最後まで頑張っていたらどれほどの痛みだったんだろう・・・と想像するだけで怖くなります。
次産むときは、絶対に最初から無痛分娩にしたい!と思うぐらい、無痛分娩は良かったですよ。

産んだ直後は、終わったという感想よりも先に、可愛い赤ちゃんに会えた!という感動を味わうこともできました。
もちろん、無痛分娩で産んだ赤ちゃん可愛いです。

出産にかかった費用

最終私が出産にかかった費用は総額870,360円でした。
出産育児一時金の42万円を引いて、実質支払ったのは450,360円。
これは妊娠高血圧時の入院費用も含まれていて、出産後の入院時も高血圧妊婦管理費というのが含まれていました。
こういうのを見ると、ハイリスク妊婦だったんだなぁと実感しますね。
妊娠高血圧時の入院は、保険が適用されており、医療保険もおります。
普通に陣痛がきて出産していれば、手出しは35万ぐらいだったのかなぁという感じでした。
その内、無痛分娩でかかる費用が13万円。
決して安くはないし、途中で無痛分娩へと変更したので予算外出費だったのは事実です・・・
それでも、出産を痛く怖いものではなく、感動するものに変えてくれた無痛分娩を行って、私はよかったと思いました。

まとめ

日本には「お腹を痛めて産んだから母親になれる!」といった訳の分からない精神論が根付いていて、新米ママを苦しめる環境にまだまだあるなと思います。
でもそんなの事実ではないです!
無痛分娩で産んでも、赤ちゃんは可愛いし、愛情たっぷりです。
無痛分娩で出産すれば、体力も温存でき、赤ちゃんのお世話にたっぷり体力を注げます。
(無痛分娩でも体力は消耗しますけどね・・お産は本当に命がけです)

周りに反対してくる人がいても、気にすることはないと思います。
心配してくれているんだな、と話は聞きますが、産むのは自分!
誰も変わってはくれないです。
でも、産む病院だけはしっかり対応してもらえる病院かどうか調べてくださいね。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次